御神体

男たちが藁でつくる御神体は、

集落ごとに形が少しずつ異なっています。

先端のミカンは共通ですが、

ほとばしりのあるもの、ないもの。

玉のあるもの、ないもの。

そして男根の下のしめなわを張った奥には

女陰が隠されているのです。

繁栄を願ってつくられる御神体には

男たちの熱い思いが託されているのでしょう。